コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

離宮に、旅立つ〜おみくじ2013

<ここからテンプレ>はい、まぁなんかほぼ毎年書いている新年の恒例備忘録。ワシの通う神社で今年ワシが引きました「おみくじ」についての記録です。なんだかんだで、毎年このネタを楽しみにしてくださっている方もいるようなので、今年も書きます。


一応予防線を張るべくいつもの文句を書いておきますが、ワシ自身は神道の信仰を持っていますが、もちろんそれを周囲に強制することも必要としない人に広めることも無いですし、違う信仰を持つ人とも信仰を持たない人とも等しく付き合ってます。


そもそも信仰を持っているといっても「オマエが神主なら神など信じられぬわ」と言われる程度には日常生活で全く露出してないというかむしろ破戒的ですらあるかもしれません(これ神社の人も見てますが!)。なのでまぁ、こんなのもあるのね、程度に軽く読み流していただければ。


で、おみくじと言っても「大吉」とか「凶」とかの「吉凶」ではなく、易や陰陽道で言うところの「八卦」を組み合わせた「六十四掛」と同様に表しまして、神道では(つか通う神社では)「月日のおしえ」ってのを元に解き分けします。ちなみに、陰陽裏返る場所が一箇所あるんで、全部で384通りの組み合わせがあります。


下記にて、赤丸(塗りつぶされている丸)が「日(陽)」、白丸が「月(陰)」です。上三つと下三つがそれぞれ「宮」の意味を為して、その「宮」で解き分けをします。細かく言うと、上三つは「周囲」の、下三つは「自分」の、「宮」です。さらに、青丸(右側に丸がある箇所)の部分が陰陽転じて、年内の変化の時期と変化した後の「宮」となってまた意味を為します。<ここまでテンプレ>


では、今年のワシのおみくじ。






○ 


上三つが、上から陽-陰-陽の順番で、これが「離宮(りくう)」という「火」の働きを持った位。下三つが、上から陽-陰-陰の順番で、これが「艮宮(ごんくう)」という「山」の働きを持った位。ここまでを合わせて「火山旅(かざんりょ)」と言います。で、陰陽転じる箇所が下から二つ目ですから、転じた後は下三つが上から陽-陽-陰の順番で、「巽宮(せんくう)」という「風」の働きを持った位。この転じた後は「火風鼎(かふうてい)」と言います。 例によってのテンプレ解説ですが、相変わらずの説明下手で恐縮。雰囲気を感じていただければ。


例年通り「仕事」で引きましたが、まぁなんというかこれも例年通り「ああ、なるほどこう来たか」という感じがしました。


とはいえ、例年通り神主の先生に解き分けをお願いするワケですが……開口一番、「一発、大きな仕事をすることになるね。でもそれは一発屋的な感じで、継続するものじゃない」。おおっふ、それってまさにワシが今携わっているプロジェクトじゃないですか。今年、という年内で見れば、一発大きな花火をかまして、継続は翌年以降ですから。


まぁそれは「火山旅」というところから、火山の噴火を大きな仕事となぞらえたとのことですが、まさに、然り。


上の三つは周囲を、下の三つは自分を、それぞれ暗示もしているのですが(それ以外にもありますが)、周りが「火」のお宮さんということで、これは変化の激しい状況になるようです。そんな中で自分は「山」、周りに釣られたりして下手に動くのでは無く、腰を据えてきっちりとすべきことをしていくのが大事な模様です。


しかし転じて「風」になりますから、この陰陽変化の位置ですと「2月」か「8月」に、何らかの転機が訪れて自分自身も変化していくかもしれません。「風」は慌ただしさも表しているお宮さんなので、一層ドタバタしてしまう模様。


また、符号ですが「旅」が出ていますので、新しいことも始まります。転じて「鼎」とは、中国の三つ足の器ですが、安定や支え合いというものを表していますので、転機の後には何らかの落ち着いた状況になるか、落ち着いた状況を作る事態になりそうです。どっちかっていうと、「風」が出ていることも考えると、後者っぽいなぁ。。。


もうちょっと詳細もあるのですが、それはここでは置いておいて、全体的に伺ったことを踏まえますと、何かと思うことの多い、考えることの多い昨今、地味にささやかな決断とかもしていたのですが、そういったここ最近の自分の状況、決断、想定している未来を、上手いこと言い当てられた気がして驚きです。例年そうですが、今年は、特に。まぁ、解釈次第、なんて野暮なことは抜きにして、ね。


もちろん、ここで出たおみくじも、言われた解き分けも、自分の解釈も、予言などでは無く「指針」です。未来を良くするも悪くするも自分次第なのは、何も変わりません。それでもそんな中、大事な大事な方向が見えたのは、ワシにとってとても喜ばしい事でした。少し、気持ちが和らいだ、かな。