コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

日本一周GPS&歩数

もう少しフェリー日本一周ネタ。

 

最近、スマホのGoogleMAPをGPSロガー代わりに使っておりまして、フェリー乗れたてたとこまでの軌跡を追ってみました。

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ログは粗い&日によって縮尺違うので分かりにくいですけど、最終日の帰京のも併せると、一応日本一周した感はあるなー。

 

そして旅中の歩数。丸一日フェリーの中にいた13日ですら5000歩歩いているのに、那覇に着いた14日はわずか1600歩。

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まぁ台風で甲板にも出られなかったし、那覇着いてからもタクシーでホテル直行&外に出なかったせいですな。

 

データで見ても、中々面白いですなー(少なくとも当人は)。

日本一周小咄

その1「3周目」。

 

一回の旅で日本一周するのは今回が3回目。いや、今回フェリーでの日本一周は挫折したけど、まぁ一応北海道、沖縄と巡ったし。

 

ちな過去回は。日本最北端の稚内を0時に出てその日のうちに民間人が行ける日本最南端波照間島に行った「一日で日本縦断」と、日の出を日本最東端の北海道・納沙布岬で見て日の入りを日本最西端の沖縄・与那国島で見る「一日で日本横断」。

 

それらは飛行機と友達運転の車での移動がメインで、一応、日本の端まで行って巡って帰ってくるので一周扱いかな、と。東京→端っこ→反対側の端っこ→東京。

 

日本横断の時なんか、3日間で飛行機8本乗ったりとそれはそれで中々の移動でしたけど、まぁ今回も計画段階では10日間でフェリー5本乗るはずだったから、中々。しかし今回は本数や距離より、乗ってる時間の長さが問題よね。

 

そして、そろそろ世界一周にもチャレンジしてみたいけど、こっちは逆に3日間で回ったりとかしてみようかなぁ。三連休、ちょっと世界一周してきました、みたいな。

 

旅好きがこじらせると、こうして阿保みたいなことをやりたがるから良くないですね。

 

※一日で日本縦断
http://tomosaku.hatenablog.jp/archive/category/一日日本縦断
※一日で日本横断、の時のtwilog
http://twilog.org/tomosaku/date-150622

 

 

小咄その2「パックで日本一周」

 

今回の旅に向けて改めて調べてみたら、船で日本一周っていうパック旅行って結構あるらしくて。

 

ひとつは豪華客船での旅。10日くらいからひと月以上のもあって値段もピンキリ、350万なんてのもありました。定期航路が行かない海路とかも通るようなので楽しそうですけど、何しろ高い!

 

もう一つは定期航路乗り継ぎでだいたいツアコン付き。今回のワシのに近いですけど、ワシは個人手配だもんね!(威張るな) 値段的には食事もある程度付いて17万円くらいからあるので(ただし2名の場合。1名は追加料金)、まぁ手軽かな。

 

でも、そんなの誰が乗るんだろう……(ブーメラン)。

 

そして、定期船乗り継ぎは、たいがい沖縄往復が入ってません。まぁ行くほうが奇特な気もしますけど、何しろ往復だけでほぼ3日かかるからねぇ。

 

そんなの追加しても、誰が乗るんだろうだよね(ブーメラン)。

 

 

小咄その3「三途の海も、金次第」

 

台風欠航で頓挫したこの「フェリー日本一周」 、企画してた時からちょいちょい聞くのが「幾らかかるの?」という問い。

 

基本的には一番安い2等船室、すなわち雑魚寝部屋基準ですけど、ワシは二段ベッドなどでも良いから仕切られた空間が数千円で買えるならそちらにしています。なので最安値ではありませんが、まぁ下から2番目くらいの金額を足していくと……

 

75790円。

 

これに陸路を足すとだいたい10万円。後は食費と宿泊費。

 

そう、実は移動だけならLCC使って日本一周した方が安いんですよねぇ。まぁ今回は目的が「フェリー日本一周」だったからいいんですけど、なんとも不思議な気分。

琉球エキスプレス乗船記

そういえばこのブログの方では続報を書いていなかったけど、フェリー日本一周は、沖縄から鹿児島の船が台風欠航で企画倒れとなることに。その後は沖縄滞在で楽しんでおりました。

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そんな、3本目にして最後の船になってしまったマルエーフェリーの「琉球エキスプレス」乗船記。

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2本目の「あかしあ」と余り変わらない就航14年目とのことだけど、元の設計思想があまり旅客向けではないからか、かなり古めかしい船に感じてしまいます。貨物輸送、トラック輸送の船なんだなぁ。

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神戸と那覇を結び、定時運航でも42時間という長距離路線ながら、レストランはおろか売店もありません。食料は、自販機のカップ麺とホットミール。レンジはあるので、予め食べたいものは買い込んだ方が良いでしょう。

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そして船内で絶対的に欲しくなるのが野菜。生はアレでも、バナナとか果物でも良いので、あると格段に違うと思います。

 

その他設備としてあるのはシャワー。くつろげはしませんが、汗が流せるだけ良いと思わねば。あと、お約束のゲームセンター。小説始め本が置かれていたのは特徴かも。船室は2等寝台(安い方)でしたが、カプセルホテルと思えば……なので、やはり寝るとき以外は入らず。

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や、これまでの2船の設備が充実していたからかもしれませんが、単なる旅人にこの船は中々のハードル。事前に調べてそれは承知の上で乗りましたが、台風と高波があったとはいえ、思った以上の疲労感でした。

 

ちなみに、神戸/大阪から那覇まで乗った「旅客」(車無し)は10名ほど、みんなすごいや。

 

なおこの神戸ー沖縄線ですが、今年の10月で旅客の扱いは終了してしまうとのこと。今後神戸、大阪からフェリーで沖縄に行きたい方は、一旦、志布志までの便で九州に渡りシャトルバスで鹿児島へ、そこから沖縄に渡る便で移動してください。

 

いねーと思うけど!

台風と一緒

12日18時半に大阪南港を出てから27時間半、紀伊水道を抜けて四国南方から九州の東へ、薩南諸島を抜けてトカラ列島沖を進み、奄美大島は名瀬港に定刻22時10分に到着。無寄港なのはともかく、あの台風というか嵐の中を……すごいなぁ。


外洋に出てからは少し揺れたなー、とか思ってましたが、なんのなんの、本番は種子島屋久島を越えてトカラ列島沖に入ってから。そんなに大きなフェリーでもないのだけど(小さくもないけど)、いやはや、上下左右に揺れる揺れる。

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台風18号まではまだ数百kmあるのにおかまいなしだねー。船酔いしないと豪語してたワシですけど、さすがにちょっと三半規管に弱ダメージ。それでも読書は継続するのだけど。


雨や雷は散発的で、この辺も台風の雲の流れ次第。只中に入ればカーニバル!船上から見やる雲がすごい威圧感で、自然すげぇとアホみたいに眺めてました。

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当初予想してた、紀伊水道出てから名瀬港まで通信途絶なのでは疑惑は解消。外洋を一直線に走るかと思いきや意外に陸沿いで、甲板に出てればだいたい通じていて、例外は四国と九州の間の30分と、トカラ列島沖の4時間くらい。


そんでまぁ名瀬港……22時半に出港予定が、なんと港内待機!明日早朝4時に出港して、那覇まで着けるかトライ、難しかったら洋上待機とのこと。ワクワクしてきたよ!

企画倒れの危機!

条件付き運航キター!

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台風の影響で、出航はするけれども、途中洋上待機の可能性があり、その場合1日以上遅れるかもしれないとのこと。

 

1日以上て!

 

や、実は昼飯食いながら電話きて「どうしますか?」と言われ、ちょっと迷ったんだよね。沖縄でホテルも取ってあるし、次のフェリーの日程もあるし。

 

でも、やっぱりこういうのは飛び込んだ方が楽しいよね!

 

ということで、一応、その後の行程フォローもある程度出来そうな算段が立ったので(金はかかるけど!)、乗っちゃいまーす。

 

乗船して船員さんと雑談してたら「かなり揺れると思いますよー」と笑いながら言われた。そして仲間内では、「明日那覇では8mの波かも」とか言ってる。こわっ!

 

そんな、今回乗る神戸発、大阪経由で沖縄まで行くフェリー「琉球エキスプレス」。この旅企画で乗るフェリーの中でも比較的小型で、そのくせ群を抜いて長い40時間半の船旅(しかも台風次第で1日以上遅れるかも……)。

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という航路だけど、来月で廃止が決まっているらしいです。その影響か、乗船場の六甲船客ターミナルも閑古鳥。様々な施設が閉鎖されてて、これまた終末の人類感強い。

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遠い未来、わずかに残った大地に生きる人々、しかし石油資源も枯渇し流通が途絶える中、ついに神戸と琉球を結ぶ路線も閉鎖が決まったのだった……的な。

 

沖縄-奄美-関西を結ぶ旅客フェリー、LCC台頭で運休へ http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/139954

あかしあ乗船記

フェリー日本一周2本目の船は、新日本海フェリーあかしあ」。

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就航から13年とのことで、ドアノブの金属周りとかくたびれている所もありますが、全体としては手入れが行き届き豪奢。前面展望あるの嬉しいなー。

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設備的には、やはりキッズルームやゲームセンターは用意されていて、サウナ付きの大浴場も。やはり海原を走りながらの風呂は気持ちいいー。ちな、同社の別の船には、船上露天風呂があるものもあるとか。何それ超入りたい。

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レストラン2つにカフェ、そして売店とありますが、それぞれ営業時間が不規則で、まぁ開けっ放しにしてもそんなに集客しないんだろうと思いつつ、ちょっと自販機ではない珈琲が飲みたい時とかは残念。ホットミールの自販機は嬉しいです。

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2つのレストランの味の方ですが。朝昼晩とやってて気軽に入れるカフェテリア形式の方は、安い割に味もそんなに悪くないです。もう一つの、要予約のグリルレストランは、ちょっと高級感あるし少し値も張るしその分メニュー凝ってるし、ですが、値段に対して期待する味ではなくて残念。悪くは無いんですけどねぇ。やはり鮮度が落ちるか。実際、夜の会は客がワシだけでした……。

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そして充実が船内エンターテイメント。一つ一つはささやかなものですが、色々やってる感が楽しいですねー。

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通信環境的には、小樽-能登半島沖の、全体の2/3程の区間は絶望的。何しろ陸から200kmくらい離れてますしねぇ……まぁ別の娯楽を楽しむしかないですな。小説大量に持ち込んだりとか!

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特筆は運賃の安さ!一番安い料金でも二段ベットで(雑魚寝なし)、さらに舞鶴から三宮までの連絡バスとセットで、時期にもよるけど1万円切るのはすごい。

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本船は、通常船型では日本最速&日本最長のフェリーなんだとか。それに相応しい乗り心地と快適な時間でしたー。

新さんふらわあふらの乗船記

2泊10日のフェリー日本一周、最初に乗ったのは大洗発苫小牧行きの、商船三井フェリー「新さんふらわあ ふらの」。

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今年就航したばかりの新造船とのことで、綺麗だしとても居心地良かった!

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ワシは雑魚寝部屋ではなく、コンフォートなる二段ベッドにしましたが、カプセルホテルのようでありながらちょいちょい快適。でも結局、荷物置きと、寝ていた2時間しか使わなかったですけど……。

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船内にはキッズルーム、ドッグランなんかもあって、船で、自家用車で移動する層をきちんとターゲッティングしている感。

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そして何より心地よかったのは展望風呂!海原を走りながら浸かる風呂ってのも良いもんだねぇ。夜も入れますが、断然、日が昇ってから入るのがオススメ!

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レストランはまぁ普通。悪くはないけど特筆するものもないバイキング。ただ、食い物の自販機がなく、レストランの営業時間か、売店の開いてる時間にカップ麺を仕入れるかしないと食料確保できないので要注意。あと、結構混んで入場規制してたりするので、開店時間に行くが吉。出航前だったりしますけど。

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甲板からの眺めは、個人的には全く見飽きず!とはいえ、夜は月明かり(星は甲板を照らすライトが明るくてあまり見えない)、朝日や、天候の変わり目の雲、もちろん海原。どこまでも広がる世界が楽しいです。

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ネットは、船内Wi-Fiは弱いので、デッキやパブリックスペースで陸地の電波を拾い拾いという感じ。それでも弱いけど、長時間途切れることはありませんでした。

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てことで、最初の船旅は堪能したけど、たぶん、これが今回乗る5本のフェリーで一番設備が充実していて、でも乗船時間は一番短いのよね……通信環境も含めて、この先どんどん過酷になってくよ!(たぶん)