月光の記憶
鬼束ちひろといえば……
大学を卒業して、フリーでデザイナー&イベンター的な何かをしていた9年前、ひょんなことからOBなのに母校の芸術祭に出ることになりまして。
てのも、前年の芸術祭(4年生時)で、母校にある老舗ダンスサークル「BAKUの会」をもじったパフォーマンス集団「BAKAの会」っていう一発屋チームでダンス的な何かを作ってやっていたのですが、まだ在校していたメンバーがリバイバルを狙って当年の芸術祭イベントに登録しまして。
中庭ステージと呼ばれる場所で、数百人の観客の中、スポットライトを浴びて踊りはじめた最初の曲が鬼束ちひろの「月光」でした。
あの、静かながらねっとりとなまめかしい曲に合わせて踊る、短パンにランニングシャツの男4人。しかも、一応きちんと振付師にお願いしていたから、ダンスそのものの完成度は妙に高い。
や、(ワシは)基本的に笑いを取りに行きたかったので、あのギャップに漏れた観衆の爆笑と失笑が気持ち良かったです。
……というのを、某mixiニュースのTOPで鬼束ちひろの記事が上がっているのを見てふと思い出した。こういう時は、たいがいろくでも無い回想。