コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

20年越しの感謝

先月下旬のことですが。

大学一年生の時に、ゼミで担当教諭だった中村文昭先生が、今年度を以て専任教授を退職されるということで母校で開催された「感謝する会」に参加してきました。仕事もあったので終わる20分前くらいに駆けつけたのですが、会場の文芸学科ラウンジは大変な人数と熱気。

その先生は「詩」がメインの創作&研究をされていたので、ワシの指向とはまったく異なるというか、ワシは本当に詩が分からない人間なので、そこだけ見るとミスマッチも良いところなのですが、母校の1年次のゼミは学籍蛮行で自動的に振り分けられる(2年次からは自主的に選べる)のです。そして、自動振り分けだからこそ、1年次は詩のみではなく、ノンジャンルで指導してくださいました。

創作なり批評なり、授業的にももちろんお世話になったのですが、なにより大学一年というある意味で難しい時期を、授業のみならず大学生活初心者という点でもいろいろ教わったな、ということで、大変感謝しているいる方なのでした。

その会合で同期周りは見つけられなかったので残念ではあったのですが、他にもお世話になった先生や仲の良い先輩にはご挨拶でき、何より先生に、「お忘れかと思いますけど……」と挨拶しに行ったら、「覚えてるよ!活躍しているそうじゃないか!」と仰っていただけたのが、なんか、すごく嬉しくて。

数多い教え子のひとり、しかもきちんと授業を取ったのは1年だけでしたが、なんか当時を越える感謝の気持ちがわき上がってきました。大学を出てから15年、先生の授業を取っていたのは20年近く前になりますが、もうなんか、昨日のことのようです。

先生、ありがとうございました!いつまでもお元気で!