コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

宝塚歌劇

6日土曜日のこと。ワシにとっては約10年ぶり2度目となる宝塚歌劇を見に東京宝塚劇場へ行って参りました。


約10年前のその時は、新撰組好きの友人たちに誘われて見に来たんですが、学生料金か何かで千円だか二千円だかという超格安チケットで、ただし席は二階か三階の最後列! まぁそれはそれで、オーケストラピットと舞台が両方見渡せて面白かったのですが……。


今回は、トップスターのファンクラブの方とご一緒だったので、前から6列目という超良席。もちろん、周りの女性率は95%オーバー。というか、男性を捜すことの方が困難。当然、ワシがそのまま椅子に座ると背丈が(座高じゃないよ!)高すぎて、恐らく後ろの席からクレームが来る予感。


やっぱりアウェイだ、ここ……。


とは思いつつも、舞台は楽しく見て参りました。演目は宙組の公演で、『ミュージカル・ロマン「薔薇に降る雨」』と『ロマンチック・レビュー「Amourそれは・・・」』。(写真1枚目、パンフ表紙)
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/123/index.shtml


や、当たり前ですが、やっぱりものすごく舞台としての完成度が高い! なんだろう、ミュージカルのストーリーはベタだし、そんなに斬新さがある内容なワケではない、と思うのですが、これはやはり、作り上げている「宝塚歌劇」という世界観の完成度の高さだと思います。それは、役者のメイクから動き、ダンス、独特のセンスが印象的な舞台衣装、もちろん、演出の数々……。


この「世界観」は、入り込んでしまえばのめり込んでしまうだろうな、というのは想像に難くありません。や、別に悪く言うつもりは微塵もなくて、その世界観と演出の、完成度の高さに圧倒されたワケです。これぞ、ショービジネス! 一舞台好きとしての、素直な感想です。


まー、でもここに立っている人たちは、皆中学を出てから宝塚の学校に入り、厳しく長い多くのレッスンを経て舞台に立ち、遊ぶ時間なんかほとんどなく、しかも主役級を張れるのはホンの一握りなワケです。それだけのものを背負っている、でも舞台上では(特にレビューでは)常に笑顔で疲れも何も見せない。その覚悟ってものすごいなー、と思って、間近に見える団員の皆さんを眺めていました。





舞台の後は食事にと、先日も行った西麻布のワインバー『OLD VINE』(http://www.oldvine.jp/)へ。や、実はワインバーではなくダイニングキッチンらしいのですが、どうにも多種のグラスワインを楽しく飲める店、という印象ですた。で、この日はキッチンの方に通されてのディナーターイム。


いろんなものを頼んでシェアしてみたんですが、うん、基本的に美味しい。感激の一品!というのは無かったんですが、まぁ結構一品一品が良いお値段だったりするのもあり、きちんとした美味しさに仕上げています。で、それぞれいろんなグラスワインとあわせながら食べると、あっという間にステキなお値段になります。


例えば、ついカッとなって頼んだ「国産黒あわびの鉄板焼き、コライユのソース」。これが5800円。たけぇ! でもうめぇ! かつて、銀座うかい亭で食べたアワビを、個人的には超えました。あと、このお店の名物という「米沢黄木牛」の、「サーロインの鉄板焼き」(写真2枚目)、これは掛け値無しに美味く、個人的にはワサビ味噌とあわせたものが良かったですが、これも100gで5600円。うほ! そんで、写真3枚目が「ウニ卵がけご飯 刻み海苔のトッピング」で、卵かけご飯にウニを乗っけているんですが、ご飯にもウニをまぶして軽く焼いてあったりします。ただ、お味は、美味しいのは美味しいのですが、上に乗っているウニが少しくどくなってしまい、むしろまぶした方のウニで十分かな、とは思ってみたり。


贅沢な意見ですか、そうですか。


ま、そんなこんな言いつつも美味しいディナーではあったんですが、個人的には、コストパフォーマンスも考えると、それなりに余裕のある時か、やはり二軒目のワインバーとしての活用が良いかな、とか思っちゃいました。





何にせよ、完成度の高い舞台と完成度の高い食事を堪能した、満足度の高い夜でございました。