コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

2019-01-01から1年間の記事一覧

タイポグラフィ今昔

先日、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)でやっていた「東京TDC賞2019」を見てきた。これ、東京タイプディレクターズクラブが主催する国際アニュアルコンペティション、だとか。あにゅある? タイポグラフィを軸にしたグラフィックデザインの優秀作品…

森ヒロコ・スタシス美術館のこと

ワシの好きな画家で、スタシス・エイドリゲヴィチウスなるポーランドのアーティストがいるのだけど、日本で唯一その作品を常設展示しているのが小樽の「森ヒロコ・スタシス美術館」。銅版画家の森ヒロコさんが、親交のあるスタシスの作品を自らの美術館に置…

原美術館

品川大崎界隈を散歩してるとしばしば前を通って気になっていた「原美術館」。なんでも間もなく閉館との報を聞いてきてみた。なおその散歩は「カンテサンス」帰りとかなんだ!(←殴打) さておき。昨日から始まった展示は「The Nature Rules 自然国家:Dreami…

芸術の土台〜皇室文化展

六本木一丁目駅近くの泉屋博古館分館の特別展「明治150年記念 華ひらく皇室文化 ―明治宮廷を彩る技と美―」観に来た。友達のポスト見て来てみたけど、やー、すごい、嘆息漏れる華飾な美術品の数々。 語弊があるかもだけど、やはり権力と信仰は素晴らしい芸術…

工事中

お台場の日本科学未来館でやってる企画展『「工事中!」~立ち入り禁止!?重機の現場~』も行ってみた。 重機萌え。このひと言でほぼ感想は終わってしまうのだが、​普段そんなに近付くことのない重機、あんまり見ない重機などが立ち並び、「掘る」「ならす…

くまぷー

渋谷はBunkamuraでやってる「クマのプーさん展」に、プーさん好きの友達に誘われて行ってみた。ディズニーのプーさんにも続くのだが、本展は原作であるA・A・ミルンの児童小説と、それに挿絵を描いたE.H.シェパードのイラストを中心に展示。 とはいえ、実は…

シン・新宿

四谷三丁目近くにある「新宿歴史博物館」に立ち寄り。ここにある、今の四谷四丁目から新宿三丁目あたりにかつて広がっていた宿場町「内藤新宿」のジオラマを見に来たのだが、今の景色と重ね合わせると思った以上にグッときた。 上の1枚目写真の奥が四谷、手…

圧倒的……北斎!

3月14日に見てきたログその3。森アーツセンターギャラリーの「新・北斎展」。 圧倒された。作品そのものの魅力はもちろん、その点数も、描くものの幅広さも、そしてその生き様も。 鶏の足に朱肉を付けて紙上を歩かせ紅葉を作ったというエピソードに、ある意…

神具日本刀〜神に捧げた刀―神と刀の二千年―

3月14日に見てきたログその2。國學院大學博物館の「神に捧げた刀―神と刀の二千年―」。 武器ではなく神具としての日本刀の側面を掘り下げた展示で、狭いスペースながらも、弥生時代あたりからの流れを簡単に概括できたのは面白く、展示されている刀身の美しさ…

アヴァンギャルド江戸〜奇想の系譜展

こないだ(3月14日)行った美術展3展の備忘録その1、東京都美術館の「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」。 江戸時代にその言葉があれば“アヴァンギャルド”と呼ばれたであろう絵師とその作品の集合展。伊藤若冲や歌川国芳なんかは見たことあったけど、…

本気で遊んだグラフィック

そのまま銀座で「ggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)」訪問。DNPがやってる無料のミュージアムで、今の展示はニューヨークを拠点に活動するグラフィックデザイナー、ポール・シェアの「シリアス・プレイ」ーー本気で遊ぶ。 まず入ってすぐの、世界中の…

現美新幹線、乗ってみた

越後湯沢と新潟間を走る「世界最速芸術鑑賞」こと現美新幹線。2月17日に乗ってきた。 てっきり指定席だけだと思ってたんだけど、むしろギャラリー車両は自由席で、その座席もソファーふうで面白い。単にこの時間が都合良くて乗っただけの人はどんな気持ちな…

雪と白と本

大地の芸術祭で何度も来ている新潟県はまつだいだけど、雪に覆われている「農舞台」を見るのは初めてかも。道も、草間彌生氏の作品も埋もれた中、静かに開かれている「アート/ブックのとても大きな部屋:読む・作る・考える」を見てきた。 まずは白い表紙の…

ブラティスラヴァ世界絵本原画展&このあとどうしちゃおう

「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」を見に、千葉市美術館へ。 こちら、​スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで2年ごとに開催される世界最大規模の絵本原画コンクールだということで、世界49ヶ国から作品が集まっているのだとか。まさに絵本の見本市。…

天文学と印刷

毎年「世界のブックデザイン展」を見に行く印刷博物館。​その企画展で「天文学と印刷」ってのをやってて、天文学も印刷も好きなワシ得過ぎるだろうと、駆け足で再訪してきた。 まずは常設展の、古代からの“情報伝達手段”の展示がすごい。円筒印章、粘土板、…

「めがねと旅する美術展」鑑賞記

前日に突発で「さわやか」往訪が決まり、そういえば見たい美術展近くであったじゃん、ということで、温泉組と分かれて静岡県立美術館「めがねと旅する美術展」行ってみた。 「めがね」と言っても視力矯正のためのものって意味だけじゃ無くて、虫めがねやレン…